雨の日に最適な掃除5選。雨の日こそ効率よくキレイにできる場所と方法とは

水分や湿度にメリットがあります。
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ウェザーニュース

先日気象台から東北地方の梅雨入りが発表され、日本各地で雨のシーズンに入りました。

雨が降っている日は濡れたり湿っぽくなって、なかなか作業や家事がはかどらないことが多いですよね。しかし、雨の日こそ効率よくキレイにできる場所があるそうです。

雨の日が掃除に向いている理由

雨の日は、何をするにも効率が悪く、やる気がそこなわれます。

ところが、全国で家事代行サービスなどを展開するカジタク・サプライヤチームの鈴木健吾さんによると、「雨の日こそ掃除したい場所がある」といいます。どういうことなのでしょうか。

「雨の日が掃除に適している理由は、マイナスポイントと考えられがちな水分や湿度にあります。まず、湿気でホコリが立ちにくくなります。拭き掃除や掃き掃除などで、ホコリが舞い上がりにくくなるのです。

また、こびりついた汚れも、水分を含んで剥がれやすくなります。特に、効果がわかりやすいのがベランダや窓、外壁などの汚れです。晴れの日にはなかなか落ちなかった汚れが雨水を吸い、拭くだけでキレイになることもあります。

そして、雨によってもたらされる雨水の利用です。わざわざ水を撒く必要なく擦り洗いできたり、網戸を雨に打たせてキレイにすることもできます。手間がはぶけて、節水にもなります」(鈴木さん)

なるほど、雨の日は掃除のチャンスなのですね。とはいえ、大雨や強風といったひどい悪天候などの場合は、もちろん掃除を控えるなど注意してください。

また、フローリングや畳の水拭きのように、逆に雨の日には避けたい掃除もあるようです。

「雨の日の室内は湿気がたまりやすく、水拭きするとなかなか乾かないのです。フローリングがベタベタしたり、畳にカビが生えやすくなる可能性もあります」(鈴木さん)

雨の日に、適した掃除の場所と方法を教えていただきましょう。

雨の日に最適な掃除5選

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▼ベランダ
ベランダは壁や床だけでなく、手すりやエアコンの室外機も掃除します。

「上から下へ掃除するのがコツです。上から順にほうきで掃き、ホコリと一緒に排水溝に溜まったゴミを取り除きます。次に、手すり、壁、エアコンの室外機などの汚れを雑巾で拭きます。床は雨の水で濡れていたら、それを利用してブラシで擦り洗いしましょう。乾いている場合は、水を少量流して行います。最後に床の水を雑巾で拭きます」(鈴木さん)

▼窓ガラス
窓を開けられる程度に雨が降っている日に、雑巾で水拭きするか、水滴ごとワイパーで拭き取ります。

「晴れの日は、拭いている間にすぐ乾いて汚れの跡がつきますが、雨の日はスムーズに汚れが落ちます。汚れが油分を含んでいて落ちない場合は、洗剤を使います」(鈴木さん)

▼玄関
明かり取りのガラス、ドアホンなど、玄関の外を掃除します。「雑巾でさっと拭くだけできれいになります」(鈴木さん)

▼網戸
強めの雨の日に、外した網戸を雨の当たる壁などに立てかけておきます。

「置いておくだけで、雨が網目や細かいパーツにつまった汚れを洗い流してくれます。きれいになったら、仕上げに一度洗い流して、もとの位置に戻しましょう」(鈴木さん)

▼室内の掃除機かけ
ホコリが立ちにくいので、掃除機をかけるのに適しています。

「換気のため、雨が降り込まない程度に窓を開けます。雨の日でも多少のホコリは立つので、掃除機をかけた後、5〜10分はそのままにして換気します。部屋の反対の位置にある2つの窓を開けたり、サーキュレーターや扇風機を活用すると、より効果的です」(鈴木さん)
 
うっとうしい雨の日が掃除に適しているなんてうれしいですね。室内に雨が降り込まないよう注意しながら、雨の日に掃除をしてみませんか。

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