ユニクロは6月16日、平和を願うチャリティーTシャツプロジェクト「PEACE FOR ALL」を始動すると発表した。著名人とコラボしたTシャツを17日にグローバルで発売する。
このプロジェクトに参加した著名人は、安藤忠雄さん(アーバニスト、建築家)▽佐藤可士和さん(クリエイティブディレクター)▽イネス・ド・ラ・フレサンジュさん(モデル・デザイナー)▽村上春樹さん(小説家)▽山中伸弥さん(医学者)ら。
利益の全額が貧困や差別、紛争などの被害を受けた人々に対して人道的な支援をしている団体に寄付される。
国内の価格は1500円で、日本全国のユニクロ店舗とオンラインストアで販売される。
寄付先は次の3団体。
著名人のメッセージとTシャツは以下の通り。
安藤忠雄さん(アーバニスト、建築家)
分断化が進む世界の中で、私たちは今一度、一つの地球の上でともに生きているという事実を見つめ直さないといけない、そう考え、今回のメッセージを掲げました。“The Earth is One”を実現するためには、私たち一人一人が、社会に対し何が出来るかを真剣に考えることが不可欠だと思っています。
佐藤可士和さん(クリエイティブディレクター)
「PEACE」をストレートにシンプルに伝えたいという想いでデザインしました。何度も繰り返される「PEACE FOR ALL」は、世界中の多くの人々の声であると共に、平和な世界への、心からの強い願いです。
イネス・ド・ラ・フレサンジュさん(モデル・デザイナー)
現代は、デザイナーやファッション企業が分かち合いの精神を持ち、地球と人類全体のことをしっかりと考えるべき時代です。そしてこのTシャツを身につけるお客様は、キャンペーンに参加し、平和的な方法で自分の思いを表現することを楽しんでくれると思っています。このTシャツ、着てみたくないですか?
村上春樹さん(小説家)
何かの役に立てれば(たいして役には立てないだろうけど、それでも)、と思って。人も猫も同じように平和に生きていける世界であるといいと思う。
山中伸弥さん(医学者)
医学者として研究を進めるだけでなく、個人としてお役に立てることがあればと思い、参加させていただきました。科学技術は諸刃の剣とも言えます。科学の進展によって世界が良い方向に向かうかは、それを使う人類に懸かっていると思い、“Humanity must progress.”というメッセージを添えました。
上記以外でプロジェクトに協力する人たち
ジョナサン・アンダーソンさん、レイ・イナモトさん、河村康輔さん、国枝慎吾さん、アダム・スコットさん、ハナ・タジマさん、錦織圭さん、平野歩夢さん、ゴードン・リードさん、クリストフ・ルメールさん