鳥取県で蜃気楼が発生。太陽が四角く見える仕組みとは?【解説】

5月2日の朝、鳥取県湯梨浜町では昇ってくる太陽が円形ではなく、四角形のように見えた写真が撮影されました。
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今日5月2日(月)朝、鳥取県湯梨浜町では昇ってくる太陽が円形ではなく、四角形のように見えた写真が撮影されました。

今朝の冷え込みによって”蜃気楼”が発生したために、光が曲がって目に届き、このように見えたと考えられます。

上に伸びて、四角く見えた

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蜃気楼は、太陽光線が密度の異なる大気を通過する際に屈折して、すこし離れたところの景色が、実際とは違う形に見える現象です。光は大気中の密度に差がない時は真っ直ぐ進みますが、密度に差がある場合は、密度がより高い方(温度が低いほう)へと進む性質があります。

蜃気楼には「上位蜃気楼」と「下位蜃気楼」がありますが、今回の太陽が四角く見えたのは「上位蜃気楼」によるものです。放射冷却の影響で海面付近の空気が冷やされたため、屈折が発生したと考えられます。

写真が撮影された湯梨浜町に近い、鳥取県倉吉市や鳥取市では5℃前後まで冷え込みました。そのため、上図の左側ように実景の上の方に太陽が伸びて見えたため、太陽が四角のような形に見えたものになります。

気温差の大きい季節だからこそ見られた自然の神秘ですね。
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参考資料など

魚津埋没林博物館 https://www.city.uozu.toyama.jp/nekkolnd/index.html
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
フェアフェアさん

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