俳優で、ユニセフ(国連児童基金)の親善大使を務める黒柳徹子さんが4月5日、自身のインスタグラムを更新し、自身の戦争体験を明かした上で、ロシアのウクライナ侵攻への思いをつづった。ウクライナの子どもたちのための募金口座を新たに開設したといい、「一人でも多くの子どもたちを救えますように」と協力を呼びかけた。
黒柳さんは、「ここ一ヶ月以上、毎日トップニュースで報道されていますように、ウクライナがたいへんなことになっています。命を落とす子どもたち、つらい思いをしてる子どもたちも、たくさんいます」と投稿。
その上で、「私が子どもの頃、戦時下でも小学校に通っていました。学校にいる間はいつも『家が空襲で焼けてないかな、両親は無事でいるのかな』と不安に思いながら過ごして、学校が終わると一目散に走って家に帰りました。私は、運よくそれから青森のほうに疎開しましたが、疎開先が見つからず、東京に残った友達はどうしているだろうと、毎日心配でした」と、自身の戦争体験をつづった。
続けて、「ウクライナの子どもたちはどうしてるのでしょうか。戦禍から逃げ惑ったり、遠い道のりを歩いて行ったり、一人ぼっちになったり、そういったウクライナの子どもたちを見ると、他人事とは思えません」と、ウクライナへ思いをはせた。
ユニセフ親善大使として、世界中の子どもへの募金を呼びかけてきた黒柳さん。
ウクライナの子どもたちのための募金口座を新たに開設したといい、「こちらの口座に寄付していただいた募金は、私が責任をもって、国連のUNICEFを通して、全額をウクライナ支援のために使わせていただきます。一人でも多くの子どもたちを救えますように、皆様よろしくお願い申し上げます」と協力を呼びかけた。
〈口座は次の通り〉
みずほ銀行 六本木支店
普通 4115679
ユニセフ親善大使 黒柳徹子
また投稿では、募金を呼びかける動画も公開。
青色と黄色のウクライナカラーの身なりで、「子どもたちがどんな悲惨な目に遭っているのか」とした上で、「皆様に募金をお願いして、子どもたちのために使いたいと思います。ウクライナのためだけに使わせていただきたいと思っています。よろしくお願いします」と、寄付を呼びかけた。