誰も傷つけることのない、世界で一番安全な木製の戦車が生まれた。
開発したのはベトナムの大工で、「世界中の戦車がこれと同じなら、誰も傷つけることはない」と話している。
生み出したのはベトナム・バクニン省の大工、チュエン・バン・ダオさん。AFP通信やインド紙エコノミック・タイムズによると、3歳の息子を喜ばせようと小型のバンを改造。3ヶ月の時間と、1万1000ドルの費用(約135万円)もの費用をかけて完成させた。
フランスの軽戦車「EBR105」を模したというこの戦車は、外側が木製の装甲に覆われており、2.8メートルの砲身が取り付けられている。時速25キロで走行可能だ。
ダオさんが自身のFacebookでシェアしている動画では、息子を乗せて街中をゆっくりと走行する様子が収められている。
ダオさんはAFP通信の取材に対し次のように話している。
「世界中の戦車がこれと一緒ならいいと思うよ。誰も傷つけない。楽しいだけさ」