東京・赤坂にある、衆院議員宿舎の家賃が4月1日から引き下げられる。
これまで月13万8066円だったのが、12万4652円となり、およそ1万3000円ほどの値下げとなる。
衆議院事務局によると、家賃は国家公務員宿舎法に基づき、建設からの経過年数によって決まるもので、今回は15年が経つため大幅に減額されることになったという。
現在の赤坂の衆院議員宿舎は2007年3月に建設され、4月から入居が始まった。
当時の家賃は9万2213円だったが、その後2012年度には8万4291円に。都心の一等地にあることから「安すぎる」などの批判から段階的に値上げされてきた。最も高い時で、2020年度は13万8085円だった。
衆院事務局によると、家賃の値下げについては、衆院議院運営委員会のすべての理事に持ち回りで了承を得たため、16日に各衆院議員にペーパーを配布し、周知したという。
SNSでは疑問の声「ガソリン代上がって大変なのに…」
赤坂の衆院議員宿舎の家賃が引き下げられることが報じられると、SNS上では疑問視する声が上がった。
「国民は生活物資の値上げで苦しんでいるのに」
「ガソリン代が上がって大変なのに、議員宿舎は値下げ?」
「国民は年金減らされ消費税増やされ物価やガソリン代、電気代、ガス代上がって生活カツカツなのにふざけすぎてる」
これまでの主な家賃の推移
2007年4月 9万2213円
2012年4月 8万4291円
2017年4月 11万8106円
2020年4月 13万8085円
2021年4月 13万8066円
2022年4月 12万4652円(予定)