イラク北部クルド人自治区の首都アルビルが3月12日、ミサイルを被弾したと複数の海外メディアが報じている。
AP通信は、イラク国防当局の話として「12ものミサイルがアメリカ領事館付近に落とされた」と報道。アメリカの国防当局が「ミサイルは隣国のイランから発射されたものだ」と説明したことを伝えている。
けが人や犠牲者は確認されていないという。
ロイター通信によると、犯行声明は出ておらず、詳細は明らかになっていないという。アルビルの国際空港に隣接するアメリカ軍駐留施設が過去にも、ロケット弾などの攻撃を受けたことがあったと伝えている。
アルビルにある地元メディア「Kurdistan24」は、ミサイルが被弾した瞬間とみられる動画をTwitterに投稿。「オフィスの近くで起きた攻撃の瞬間を捉えています」と説明している。
また、その瞬間の支局内とみられる映像も投稿している。
ミサイルの影響で、支局の建物の一部が破損。その様子も投稿し「エルビルにあるKurdistan24の支局が近隣へのミサイル攻撃によって受けた被害を示しています」とつづった。
写真には、壁や天井の一部が抜け落ちたり、破損したりしている様子が写っている。けが人はいないという。