ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐり、X JAPANのYOSHIKIさんが2月28日、ウクライナを支援するため1000万円の寄付を行った。自身のTwitterで報告した。
寄付先は、楽天グループの三木谷浩史会長が創設した「ウクライナ人道危機 緊急支援募金」。公式サイトによると、集まった募金は、飲料水などの物資支援、保健サービスの提供、子どもの保護をはじめとする人道支援に活用されるという。3月1日午前10時時点で8000万円を超える募金が寄せられている。
YOSHIKIさんは三木谷会長のツイートを引用し、「賛同します。今、#ウクライナ #緊急支援募金 に 1000万円寄付しました。音楽でも力になれればと思っています。」と日本語と英語で報告した。
YOSHIKIさんは2010年、米国非営利公益法人501(c)(3)「YOSHIKI FOUNDATION AMERICA」を設立。法人を通じ、国内外での寄付活動に尽力してきた。
YOSHIKIさんはこれまで、東日本大震災や台風の被災地支援、アマゾン地帯の森林保護活動への寄付、チャリティーオークションへの参加などに取り組んだ。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けた音楽クリエイターなどを支援するため、救済基金に10万ドル(約1200万円)を寄付している。
プレスリリースによると、これまでの寄付金の合計額は2億円以上に上るという。
積極的な慈善活動と影響力が評価され、2019年には『Forbes Asia』の「アジア太平洋地域の最も優れた慈善家30人」に選ばれた。
国立国際医療研究センターに1000万円を寄付するなどしたことなどから、2021年には紺綬褒章を受賞した。
ウクライナへの侵攻が続く中、YOSHIKIさんは2月27日にも「今、ウクライナの友達と話した。爆弾を避けるために地下のシェルターにいる模様。心が痛む。」と心境をツイート。「戦争を正当化できるものなんてないと思う。みんなの無事を祈ってる。」として、現地の人々に思いを寄せていた。