「これは流石に無理だ…」
ある雪道の写真が、どう頑張っても転んでしまうと話題になっています。
投稿したのは、岩手県のさんさお鶏のドリーちゃん( @33odorinodory )さん。
「Q. 東北の人は、冬道に慣れているから転んだりしないんでしょ?
A.無理な道は無理です」とのコメントとともに、歩いた途端に転んでしまいそうなツルッツルの道の写真を投稿しています。
ハフポスト日本版は、さんさお鶏のドリーちゃんさんに取材しました。
ーこの写真を撮った時の状況を教えてください。
今年は盛岡市内も雪の日が続き、かなりの積雪を観測しました。ですが2月に入ると晴れの日が続き、穏やかな天気が続いています。
写真の路面は路地裏にあります。
積もった雪は昼間、暖かさで溶けるのですが、日当たりが悪いと完全に溶けきることができず、日没から朝にかけてまた凍結します。
翌日も昼間は溶けるのですが、日が沈むと再び凍結し、これを繰り返すことで、写真のような氷の路面が完成します。
ーこの道を見て、どうやって歩きましたか。また転ぶことはなかったか、教えてください。
ゆっくり踏みしめるように歩きました。ですが結局、ステーン!と転びました。冬靴とはいえ滑りやすいんですよ。冬タイヤに履き替えている車でさえ、ハンドルを取られると、重大な事故に繋がる危険な路面です。
ー東北の人は、冬道に慣れているから転んだりしないんでしょ?という問いをされる時のお気持ちを教えてください。
雪国に住んでいたら冬道で転ばないかというと、そんなことはありません。
関東の人だろうと、九州・沖縄育ちだろうと、同じ人間です(笑)
ー凍った道を転ばずに歩けるポイントがあれば教えてください。
一番は歩かないことですが、どうしても歩く場合は、ペンギンのようにペタペタしっかりと歩くことが大切です。もちろん、靴は冬靴です。スニーカーなどはもってのほかだと思います。
ーTwitterで反響が広がっていることについて、感想を教えてください。
これまで春の桜や秋の紅葉など、地元・岩手の様々な風景をTwitterで発信してきましたが、まさか凍結路面が今までで一番の反響をもらえるとは…。思いもよらないことに、ただただ驚いています。