タレントで歌手の中川翔子さんが2月21日、過去に自身のYouTubeチャンネルで度重なるストーカー被害について告白した動画を、Twitterに投稿した。
動画では自身の体験を交えて語りかけ、「世の中の女性の方が心配です」などと女性に対しメッセージを寄せていた。その内容が今、再び反響を集めている。
「ほぼほぼ泣き寝入り」のストーカー被害を告白
中川さんは21日、「悩む被害者が守られる社会になりますように」との言葉とともに、2021年3月に公開していた「【急遽】ストーカー被害についてお話しします。」というタイトルの動画をツイートした。
動画の冒頭では、ストーカー被害に「もう何年も悩んできた」と告白し、一度ではなく過去に何件も同様の被害があったことを明かした。
さらに、「何か(具体的な)被害がないと動けないので警察も。注意ってことまではあるけど、何かあってからじゃないと逮捕とかそういうことにならない」と言及。
盗撮や盗聴などの被害を受けて引っ越しを繰り返したことも明かし、「正直もう怖いです」と話していた。
ストーカー被害を受けたことによる引っ越しについて、「これ以上(引っ越しを繰り返すこと)は、私も家族も猫にも物凄く負担で、お金もすごく掛かりました。でも、ほぼほぼ泣き寝入りでここまで来た」と吐露した。
「プライベートは完全に安全に暮らしたい」
中川さんは動画の中盤で「プライベートは完全に安全に暮らしたいです」と訴えた。「何かあってからじゃ遅いと思う。相談しても取り合ってもらえないようなことがあるみたいなので、女性の方が心配です」とした。
ストーカー被害にあって悔しい気持ちにもなったとして、次のように語った。
「(自分は)何も悪いことしていないのに、なんで私が泣き寝入りで逃げて色んなものを失わなきゃいけないのかなと。『このお仕事(芸能関係)をしているからしょうがない』ということじゃないと思います。人に恐怖を与えるというのは」
中川さんは動画で、「自分は大丈夫などと思わずに」などとストーカー被害に注意・警戒するよう繰り返し訴えていた。
「本当に辛かったので、(同じような)思いをたくさんの人にして欲しくない。くれぐれも気をつけてください」とメッセージを送っていた。
中川さんのツイートに対し、Twitterでは「罪のない人が安心して暮らせるように」「絶対許してはいけない」などとコメントが数多く寄せられていた。
中川さんは2021年9月、自身のTwitterでSNS上での誹謗中傷などについて連続でツイートし、警察に相談することも辞さないとの考えを示していた。
「被害者が泣き寝入り、加害者に甘かったりなにもなく、という例がありすぎると思う。世の中。そんなことにならないために抑止のためにも警察に相談します。そして書いた心あたりあるならもう遅いです」と綴り、反響があった。