ロシアがウクライナとの国境に軍を集結させるなど、緊迫した状況が続いているウクライナ情勢。
そんな中、ウクライナの駐日大使が2月15日、甲冑を着た自身の写真をTwitterに投稿。一体なぜ甲冑?何を伝えたかったのか?ウクライナ大使館に聞いた。
「ウクライナ人は、サムライみたいに自分の国を守る意識が強い」
投稿をしたのは、セルギー・コルスンスキー駐日大使。2020年4月、駐日大使に任命された。
コルスンスキー駐日大使は2月15日、「私たちは何のために戦っているのかを知っています。ロシアはどうですか?」とのメッセージとともに、甲冑を着た自身の写真をTwitterに投稿した。
この投稿で伝えたかったこととは?ウクライナ大使館の担当者にたずねた。
ーーコルスンスキー駐日大使は一体なぜ、甲冑を着た写真を投稿したのでしょうか?
ご存知の通り、ウクライナとロシアの間の緊張が高まっています。大使は、甲冑を着ることで「ウクライナ人はサムライみたいに自分の国を守る意識が強い」ということを伝えるために投稿しました。大使自身も、サムライ文化や書道など、日本の文化がとても好きです。
大使は、自分でTwitterを投稿しています。日本語も現在勉強中ですが、翻訳機能などを使って日本語でもツイートしています。
ーー甲冑はどこで手に入れたものですか?
大使が来日後、サムライアーティストとして活動する方と面会した際、その方が甲冑を持って来てくれました。写真は、その時に着用して撮影したものです。
ーー日本へのメッセージはありますか
ウクライナとロシアの間の緊張が高まり、話題になっていることで、日本の方々からウクライナを心配するメッセージをたくさんいただいています。ウクライナに行って力になりたいという声もあります。
日本の皆さんには、ありがとうございますと伝えたいです。