羽生結弦、フリー前日の捻挫は「普通の試合だったら棄権してた」。直前に注射打ち出場

「今も安静にしてないといけない」状態だといい「ドクターの方からも、10日間絶対に安静にしてと言われているんですけど。それぐらい悪くて」と、足の状態について話した。
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2月14日に記者会見を行った羽生結弦選手
Fred Lee via Getty Images

北京オリンピック・フィギュアスケート男子で4位に入った羽生結弦選手。

試合後、2月14日に北京・メディアセンター記者会見場で会見を行い、フリースケーティング前日の練習で捻挫していたことを明かし、「普通の試合だったら棄権してた」と語った。

羽生選手はフリーで前人未到の「4回転アクセル」に挑むことを事前に宣言していた。

会見では、「これを言うことが正しいのか分からない」とした上で、「前日の4回転半の練習で足を痛めた」と明かした。

「4回転半で片足で降りていって、その時に捻挫しました。普通の試合だったら完全に棄権していただろうなと思います」

また、「今も安静にしてないといけない」状態だといい「ドクターの方からも、10日間絶対に安静にしてと言われているんですけど。それぐらい悪くて」と、足の状態について話した。

フリー当日には、6分間練習の直前に、注射を打ってもらって出場することを決めたという。ショートプログラムで冒頭の4回転サルコーが飛べなかった悔しさも明かした。

「(注射で)痛みを消してもらえた感覚があったり、怪我をしていて追い込まれていて、ショート(プログラム)も悔しくて。色々な思いが渦巻いた結果としてアドレナリンがすごく出た」と羽生選手。

フリーの4回転アクセルは転倒し、成功にはならなかったが、羽生選手は「最高のアクセルができたと思っています」と評した。