元フィギュアスケート選手の安藤美姫さんが2月5日、MBS・TBS系「サタデープラス」に出演。2月4日に開幕した北京オリンピックで注目されるフィギュアスケートの日本代表選手について解説を披露した。
スタジオでは、五輪で2連覇を果たした羽生結弦選手について、「3連覇となれば史上3人目、94年ぶりの快挙」と触れ、フィギュアスケートの大会で誰も成功したことのない『4回転アクセル』に注目が集まっていると紹介した。
他の出演者らから「やっぱり、飛んでほしいですね」「4回転アクセルを大舞台でやってのけちゃうのが羽生選手なんじゃないかなと楽しみにしてます」など期待の声が上がった後、アナウンサーから「金メダルの可能性はどうなんでしょう?」と問われた安藤さん。
安藤さんは「いやいや、嫌な質問だ!」と声を上げた上で、冷静にこう語った。
「もちろん可能性はあります。ただ、今アメリカのネイサン・チェン選手が先日のチーム戦のショートプログラムでもすごいいい演技をされているので、どうなるかなと。本番を楽しみにしてほしいです」
「(大事なのは)金メダルじゃないので。そこではないと思います」
その答えに、SNSでは「好感持てる」「選手の視点を忘れていない」などの声が上がった。
安藤さんはフィギュアスケート選手として2002年、女子選手で初めて4回転ジャンプを成功させた。2010年バンクーバーオリンピックでは5位入賞、全日本選手権では3度優勝している。
オリンピックでは”メダル”に注目が集まりがちだが、選手たちが見せてくれる挑戦する姿勢や努力にこそ注目したい。