菅田将暉さん演じる主人公が語る「いじめ」への考え方に共感の声続出。ドラマ『ミステリと言う勿れ』名言にグッとくる

フジテレビの月9ドラマ『ミステリと言う勿れ』のセリフが「名言ばかり」と話題になっています…!
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菅田将暉さん
Sports Nippon via Getty Images

フジテレビ系で毎週月曜夜9時から放送されている連続ドラマ「ミステリと言う勿れ」。

ドラマは、1月10日から放送が始まった。17日に第2話が放送されると、菅田将暉さん演じる主人公・久能整(くのう・ととのう)のセリフに「大いに同意」「名言の数々すぎて目から鱗」など共感の声がSNS上に相次いだ。

「ミステリと言う勿れ」は、累計発行部数1300万部を突破した田村由美氏の漫画が原作。天然パーマがトレードマークの主人公が、淡々と自身の見解を述べ、事件の謎も人の心も解きほぐしていくミステリーだ。

観る人の心にも刺さる名言を、紹介したい。

「どうしていじめられてる方が逃げなきゃならない?」

17日に放送された第2話では、整がバスジャックに巻き込まれる。バスジャックの犯人は、人質となった乗客たちに「これまでに犯した最も重い罪は?」と迫り、一人一人答えていく。

その中の1人が、「子どもの頃、万引きを続けていたらその店はつぶれた」「いつもいじめられ、万引きさせられていた」と語る。「ずっと逃げたかったのに」

その話を聞いていた整は「あの、僕は常々思ってるんですが……」と切り出し、こう話した。

「どうしていじめられてる方が逃げなきゃならないんでしょう?」

「欧米の一部では、いじめてる方を病んでいると判断するそうです」「いじめなきゃいられないほど病んでいる。だから隔離して、カウンセリングを受けさせて、癒やすべきだと考える」

「でも日本は逆です」 「いじめられている子に逃げ場を作って、なんとかしようとする。でも逃げると学校にも行けなくなって、損ばかりすることになる。DVもそうだけど、どうして被害者側に逃げさせるんだろう?」

「病んでいたり、迷惑だったり、恥ずかしくて問題があるのは、加害者の方なのに」

この整の持論に、SNS上では「ハッとさせられた」「大いに同意した」などと共感の声が続出した。

子どもの成長に立ち会うことは義務ではなく「父親の権利」

第1話でも、“名言”が話題になっている。

それは、子どもが生まれたばかりの刑事・池本優人(尾上松也さん)に言うセリフだ。

池本が「嫁が毎日ピリピリしていて。いつも当たってくる」「女は子どもを産むと変わるって言うじゃない?」などと語る。

「どうしたら嫁とうまくいくと思う?」と問う池本に対し、整は「僕はたまにメジャーリーグの中継を見るんですけど…」と切り出し、こう答えた。

「メジャーリーガーや監督は、試合を時々休むんですよ。奥さんの出産はもちろん、お子さんの入学式や卒業式、家族のイベントで休むんです」

「彼らは、立ち会いたいんです。いかずにはいられるかって感じで、行きたくて行くんです」

でも日本の解説者はこう答える、と言う。

「ああ、奥さんがこわいんでしょうねえ…」

「彼らには、メジャーリーガーが行きたくて行ってることが理解できない。なぜなら、自分はそう思ったことがないから。無理矢理行かされてると考える。大切な仕事を休んでまで、と」

「メジャーリーガーは子どもの成長に立ち会うことを、父親の権利だと思い、日本の解説者たちは、義務だと思っている。そこには、天と地ほどの差があるんですよ」