パナソニックは1月6日、オンライン説明会で、希望する社員が週休3日を選べる制度の導入を目指すことを明らかにした。
楠見雄規社長は「具体的には各事業会社での検討や労働組合との協議になる」と述べ、給与などの詳細を今後詰めていく考えを示した。
同社は、増やした分の休日を副業や自己学習、地域ボランティアなどに充ててもらうことを想定している。
大手製造業の表明に対し、SNSなどネット上では「その分、給料は減るはず」「給料を減らさずに実施することが重要」「何年後か何十年後かには週休3日が普通になっていそう」といった投稿が相次いだ。
政府も2021年6月に決定した経済財政運営の指針「骨太の方針」で選択的週休3日制について「好事例の収集・提供等により企業における導入を促し、普及を図る」と後押ししている。
楠見社長は「多様な個性と能力を持つ社員がいる。仕事と暮らしのバランスを実現することが会社としての責務だ」と述べた。
コロナ禍で働き方を見直す企業は増えており、選択的週休3日制の導入が他の企業にも広がっていくかどうか注目されている。