ロッキン、千葉市蘇我スポーツ公園に会場変更へ。コロナ禍で苦渋の決断

総合プロデューサーの渋谷陽一さんは「ロック・イン・ジャパンを存続させるためには、この選択肢しかなかった」と説明しています。
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中止になった2021年のロック・イン・ジャパン・フェスティバルのロゴ
時事通信社

茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園で開催されてきた野外音楽フェスティバル「ROCK IN JAPAN FESTIVAL(ロック・イン・ジャパン・フェスティバル)」について、運営側は1月5日、2022年から千葉市中央区の千葉市蘇我スポーツ公園で開催すると発表した

フェスは2000年から毎年夏に国営ひたち海浜公園で開催してきたが、20、21年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で開催が中止となった。

運営側は、ひたち海浜公園では何万人の参加者が密にならずに移動もほとんどない環境を作ることは不可能と判断。千葉市蘇我スポーツ公園は、密を回避して野外フェスを開催できるとしている。

総合プロデューサーの渋谷陽一さんは「正直言って、経営的にもギリギリのところに私たちは立っている。ロック・イン・ジャパンを存続させるためには、この選択肢しかなかった」と説明した。

一方で「言うまでもなく、あの場所(国営ひたち海浜公園)には何十万人、ひょっとすると何百万人の忘れられない思い出が詰まっている。25周年、30周年といった年でのひたちなか開催を模索したい」とコメントしている。