大雪で車が立ち往生、注意点は?気をつけたい「一酸化炭素中毒」と「ガス欠」

近畿地方を中心に大雪の影響で車が立ち往生しているとの情報が出ています。注意点をJAFに聞きました。
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大雪の影響で渋滞する道路=12月27日午前、滋賀県彦根市
時事通信社

強い冬型の気圧配置で日本海側を中心に大雪への警戒が続いています。

12月27日現在、滋賀県彦根市などで、大雪の影響で車が立ち往生しているとの情報が出ています。

もしも、大雪で車が立ち往生してしまったら、どうすれば良いでしょうか。

JAF(日本自動車連盟)への取材と、JAFのサイト「豪雪で身動きが取れなくなったときの対応は?」の情報をもとにまとめました。

広報担当が「気をつけてほしい」と呼びかけたのが、「一酸化炭素中毒」と「ガス欠」です。

車の周りに雪が積もり、マフラーの排気口が塞がれてしまうと、排気ガスが流入し、一酸化炭素が車内に充満してしまう恐れがあります。

一酸化炭素は無色無臭のため、流入してきても気付きにくく危険です。JAFでは、排気ガスの逃げ道だけでも除雪するよう呼びかけています。

また、ガス欠にも注意が必要です。寒さに耐えられる状況であれば、適宜エンジンを停止。事前準備として、暖を取れるよう毛布などを車に積んでおくよう呼びかけています。

JAFのサイトでは大雪で身動きが取れなくなってしまった場合の対応についてまとめています。それによると、ポイントは以下の3点。

・地吹雪などホワイトアウトの状況ではハザードランプを点灯して停車。

・マフラーの排気口が雪でふさがれると一酸化炭素中毒の危険が伴う。

・救援を待つ間に、排気ガスの逃げ道だけでも除雪を行う。 

事前準備として、防寒着、手袋、スコップや飲料水、非常食を準備しておくと安心だとしています。