鳥の歌が音楽チャート入り。絶滅危惧の鳥たちの『消失の歌』だった【音声】

オーストラリアのアリア音楽チャートで、この種のアルバムがトップ5に入るのは初めてだといいます。
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オーストラリア南東部でみられるアカサカオウム
Auscape via Getty Images

絶滅危惧の鳥のさえずりと鳴き声だけでつくられたアルバムが、オーストラリアのアリア音楽チャートのトップ5に入った

12月13日の週のアルバムランキングで、アデル、エド・シーラン、テイラー・スウィフトら人気アーティストに続いて5位に入ったのは、『Australian Bird Calls』の『Songs of Disappearance(消失の歌)』。ABBAやジャスティン・ビーバー、マライア・キャリーよりも上回っている。

このアルバムは、オーストラリアの鳥類保護団体「BirdLife Australia」によって作成された。BBCによると、12月3日にリリースされ、オーストラリアの絶滅の危機に瀕している53種類の鳥のさえずりを収録している。

短い鳴き声を録音するために、何時間も藪の中で待ったものもあるといい、BBCは「この種のアルバムがトップ5に入るのは初めてで、歴史を作った」と伝えている。

アルバムの売上は、「BirdLife Australia」の自然保護プロジェクトに寄付される。アルバムはこちらのサイトから購入できる。

気候“危機”対策が大きく動いた2021年。一方、地球を持続可能にするためには、陸や海、その豊かさを支える「生物多様性」の視点も欠かせません。

近年では、生物多様性の喪失は、ビジネスや金融の世界でも「経営上の重大なリスク」として危機感が高まっています。

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2021年最後にお届けする「ハフライブ」で学び、考えます。

 

【番組概要】
番組は2週に分けてお送りします。

1週目:気候変動と並ぶ危機「生物多様性」※12月13日(月)に配信済み

2週目:2022年、ビジネスのキーワードは「生物多様性」
配信日時:12月20日(月)夜9時~
Twitter:https://twitter.com/i/broadcasts/1nAKEYlqmelKL
YouTube:https://youtu.be/ujX0d-MqUSU

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