国内最大級のLGBTQパレード、3年ぶりにオフライン開催へ。テーマに込めた思いとは?

日本最大級のLGBTQイベント「東京レインボープライド」のパレードが2022年4月、代々木公園で開催されます。2021,22年はコロナ禍でオンラインイベントのみの実施となっており、パレードは3年ぶりとなります。
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「東京レインボープライド2019」で掲げられたレインボーフラッグ(2019年4月28日、東京都渋谷区)
時事通信フォト

 

日本最大級のLGBTQイベント「東京レインボープライド2022(TRP2022)」が2022年4月22〜24日の3日間、代々木公園で開催されます。主催するNPO法人 が12月7日、公式Twitterで発表しました。

新型コロナウイルスの影響で2020,21年はオンラインイベントのみの実施となっており、レインボーグッズなどを掲げて街を練り歩くパレードは3年ぶりとなります。

 

東京レインボープライドは、性の多様性を象徴する6色のレインボーグッズを身にまとい街を歩くパレードや、LGBTQをテーマにしたステージなどが催されるイベントです。19年までは代々木公園付近で毎年実施されていましたが、20,21年はコロナ禍の影響で、オンラインイベントのみの開催となっていました。

 

●コロナ禍を経て決めたテーマ

3年ぶりとなる来年のテーマは「繋がる、見える、変わる」。

このテーマを決めた理由について、公式サイトでは、コロナ禍で「大きな声にかき消されてしまう声なき声、そして声をあげても変わらないルールなど、依然として多くの問題が存在している現実もより明確に見えてきました」と指摘。「これからの時代のために、声をあげていくこと、発信をすることで、LGBTQだけではなく、すべての人が安心して安全に生きていける世界に変わっていく、そんな未来を実現するため」と想いをつづっています。