マドンナ、インスタ投稿の削除に抗議。「男性の乳首は性的に感じられないの?」

胸元を絵文字で隠した写真を再投稿しました。
Open Image Modal
マドンナさん
AFP=時事

アメリカの歌手、マドンナさんのInstagram投稿が話題を呼んでいる。

マドンナさんは11月26日の投稿で「Instagramが警告や通知なしに削除した写真を再投稿している」と明かし、ベッドの上で寝そべり、自身の胸元を絵文字で隠した写真を添えた。

マドンナさんの投稿によれば、以前に投稿した写真は「乳首の一部が露出していた」ことから、投稿が運営側によって削除されたという。 

CNNによると、Instagramの親会社であるMetaの広報担当者は、ルールに違反する写真は「誰が投稿しても、見つけたときはいつでも」削除されると述べたという。

Metaが公開しているポリシーでは、「ヌードや性的行為の表示を制限しています。世界中のさまざまな人が利用するコミュニティでは、このようなコンテンツが利用者に不快な思いをさせる可能性があるからです」としている。

一方で、「ヌードに対するポリシーは、時代とともにより複雑なものに変化しました。抗議の表現、意識喚起、教育や医学的な理由など、さまざまな理由でヌード表現が必要となる場合があります。このような意図が明確である場合は、ヌードコンテンツの投稿が認められています」としている。

その例として、次のようなケースを挙げている。

・女性の乳首を含む胸の画像は禁止されていますが、抗議活動、授乳の様子、乳房切除手術後の医用写真などの画像は規制の対象にはなりません。 

・出産時や出産直後、または医療関連の状況下で性器や肛門が写っている写真には、見た人が不快に感じるおそれがあるとわかる警告ラベルが表示されます。

・ヌードの人物を描いた絵画や彫刻などの芸術作品の写真の投稿も認めています。

 

マドンナさんは投稿で、こう主張している。

「私たちが、乳首以外の女性の体のあらゆる部分を見せることができる文化の中で生きていることに、いまだに驚かされています。まるで、それが女性の体の中で唯一性的に扱われる部分であるかのように。乳首は赤ちゃんに栄養を与えるものです!男性の乳首は性的に感じられないのでしょうか?」

 「検閲、性差別、エイジズム(年齢差別)、ミソジニー(女性蔑視)の中で、なんとか正気を保ってこられたことに感謝します」

 

この投稿には3万件以上のコメントがつき、「表現の自由だ」「完全に同意」などの意見がみられた。