台風20号(マーロウ)は、今日28日(木)3時に「強い」勢力に発達し、6時現在は小笠原近海を北上しています。
台風は今後も海面水温が高い領域を進むため、さらに発達を続けながら今日夜から明日29日(金)未明にかけて小笠原諸島へ接近・通過する予想です。暴風や大雨、高波に厳重な警戒が必要です。
▼台風20号 10月28日(木)6時
中心位置 小笠原近海
大きさ階級 //
強さ階級 強い
移動 北 20 km/h
中心気圧 975 hPa
最大風速 35 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 50 m/s
小笠原を直撃か 暴風・波浪警報発表
小笠原諸島は台風を取り巻く発達した雨雲の通過に伴い、1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨が予想されます。総雨量は200mmを超えるおそれがあり、道路冠水や土砂災害などに警戒が必要です。
今日18時の時点で、中心付近の最大風速が40m/s、最大瞬間風速は55m/sが予想され、進路によってはこれに近い暴風が吹き荒れることになります。すでに6時30分までに父島で最大瞬間風速13.2m/s、八丈島では13.1m/sを観測し、気象庁は6時30分に暴風警報発表・波浪警報を発表しました。
今のうちに飛来物に備え、屋外の飛ばされやすいものは室内に取り込んだり、停電への対策を進めるようにしてください。
また、海上は波が非常に高く、猛烈なしけとなりますので、しばらくは海岸に近づかないようにしてください。今後の台風情報や自治体から発表される避難情報などのこまめな確認が必要です。
台風の進路から離れている関東でも29日(金)は沿岸部で風が強まり、波も高くなりますので油断ができません。
>>最新の台風情報
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風20号の名前「マーロウ(Malou)」はマカオが提案した名称で、「めのう(瑪瑙)」を意味する言葉からとられています。
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