人気俳優のトム・クルーズさんが、10月9日、サンフランシスコで行われたサンフランシスコ・ジャイアンツとロサンゼルス・ドジャースの試合を観戦しているところを、中継カメラに抜かれた。
NBCスポーツによると、会場には他にも多くの著名人が来場していたという。息子のコナーさんと並んで座るクルーズさんの姿は会場の巨大スクリーンに映り、テレビでも放送された。
観客席に座るクルーズさんは、歓声の中、カメラや周囲の人々に向けて手を振るなど、持ち前のサービス精神で笑顔を見せた。会場にいた記者からの「どちらのチームを応援しているのか?」という質問には、「僕は野球ファンだ」とだけ答えたという。
しかし、この画像がSNSに投稿されると、ユーザーたちの間で「混乱」状態に。「本当にトム・クルーズなのか?」と、ジョークを言う人が続出した。
以前、「ディープフェイク」を使い、クルーズさんにそっくりな顔をした人の動画がSNSで拡散したことがあった。「ディープフェイク」とは、ディープラーニングと呼ばれる人工知能(AI)の技術手法を活用し、顔や体の部位を合成して作り出された本物そっくりの画像や映像のこと。本人ではないと見抜くことができず、「恐ろしい」との声もあがっていた。
他にも、クルーズさんの容姿が、『サタデー・ナイト・ライブ』などで人気を博したコメディアンのノーム・マクドナルドさんなど、他の著名人に似ているといった声もあがり、「これほど判別が難しいことはない」などのコメントも寄せられた。
この日は、同じく俳優のダニー・グローヴァーさんも会場にいて、2人で話していたという。作家のモリー・ナイトさんは、2人が話している写真をTwitterに投稿し、「彼(クルーズ)が騙していなければ、トム・クルーズはダニー・グローヴァーと話している」とユーモアをこめてコメントした。