プロ野球・北海道日本ハムファイターズの斎藤佑樹投手が今シーズン限りで現役を引退する。球団が10月1日に公式サイトで発表した。
直近の2シーズンでは1軍での登板がなく、2020年のシーズンオフには右肘の靭帯を断裂していたことが判明。2021年シーズンは2軍で実戦復帰し、11試合で3勝1敗・防御率5.63という成績だった。
「最高の仲間とプレーすることができて幸せでした」
今シーズン限りでの現役引退を発表した斎藤投手。球団を通じて次のようにコメントを発表した。
「今シーズン限りでの引退を決断いたしました。ご期待に沿うような成績を残すことができませんでしたが、最後まで応援してくださったファンの方々、本当にありがとうございました。約11年間、北海道日本ハムファイターズで最高の仲間とプレーすることができて幸せでした」
斎藤投手は早稲田実業時代、マウンド上でハンカチで汗を拭くその姿から“ハンカチ王子”と注目され、2006年夏の甲子園でチームを初優勝に導いた。
その後、早稲田大学を経て、2011年に北海道日本ハムに入団した。プロ入り後は、2011年4月17日千葉ロッテマリーンズ戦で初登板初勝利。
2011年と12年には2年連続でオールスターに出場。2012年には日本シリーズにも出場していた。1軍での通算成績は現役11年間で88試合に登板し15勝26敗、防御率4.34だった。