今日9月23日は「秋分の日」、そして9月23日〜10月7日は二十四節気「秋分」の期間です。
秋分の日といえば、春分の日とともに「昼と夜の長さが同じ」というイメージがありますが、実は昼のほうが少し長いのを知っていましたか?
定義による違い
東京の日の出、日の入時刻を比較してみると、
日の出時刻:5時29分
日の入時刻:17時37分
となっています。
これをもとに計算すると、
昼の時間:12時間8分
夜の時間:11時間52分
と昼のほうが長くなっています。
なぜかというと、日の出は太陽が地平線から顔を見せた瞬間で、日の入は太陽が地平線から消える瞬間。
つまり、この定義によって必然的に太陽1個分、昼の方が長くなるのです。
光の屈折による違い
また、地平線に近い太陽の光は、大気中を通る過程で屈折し、太陽が実際の位置よりも若干浮き上がって見えます。
私達が見ている太陽の位置と実際の位置が違うため、昼と夜の長さにも違いが出てきてしまうのです。
お彼岸を過ぎれば…
秋分の日、春分の日はそれぞれお彼岸の中日と呼ばれます。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉は、皆さんも一度は耳にしたことがあるはず。厳しい残暑もお彼岸を境に落ち着き、過ごしやすくなるということを表しています。
今年も朝晩は涼しくなってきていますが、この先も昼間は暑い日がまだ続きそうです。週間天気予報等で気温を確認し、寒暖差で体調を崩さないようお気を付けください。
»今いる地点の週間天気予報
【参考・参照元】
国立天文台「2021年9月の日の出入り時刻(東京)」
国立天文台「春分の日・秋分の日には、昼と夜の長さは同じになるの?」
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)ゴーちゃんさん
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