来月に迫るハロウィーンを前に、開園前の東京ディズニーランドで全身仮装が楽しめる特別なパスポートの販売が9月22日に始まった。
午後2時の販売開始から購入サイトにはアクセスが集中。Twitterでは「購入出来た」という声があがる一方、「購入出来ていない」との報告も続出している。
絶大な人気を誇るハロウィーン。今なお続くコロナ禍でどのように楽しめるのか。2021年の変更点や注意点などの情報をまとめた。
特別なパスポートとは
22日に販売が始まった「ハロウィーンモーニング・パスポート」は、10月25日から10月29日の5日間が対象期間となっている。
該当日の午前8時から午前10時の間のみ、開園前の東京ディズニーランドのパーク内で「全身仮装」(フル仮装)を楽しめるというもの。(※東京ディズニーシーには全身仮装で入園することはできず、特別なパスポートの販売もない)
2019年までは全身仮装を楽しめる日があらかじめ設けられ、該当する日のパスポートで入園すれば全身仮装が可能だったが、2021年はこの特別なパスポートの購入者のみが全身仮装を楽しめる。価格は1万3000円だ。
午前8時から午前10時にはパスポート購入者向けの特別コンテンツもある。
ミッキーマウスとディズニーヴィランズが登場する「ミッキーのグリーティングパレード・ウィズ・ヴィランズ」が実施予定となっているほか、フォトグラファーによるフォトサービスも行われる。1人に1個記念品も配布されるという。
注意点もある。
「ハロウィーンモーニング・パスポート」で午前8時から午前10時の間に入場した来園者はその後も引き続き全身仮装のままパークに滞在できるが、特別なパスポートを持っていても午前8時から10時の間に入場しなかった場合は、その時間以降に全身仮装で入場することはできない。(※パスポート自体は有効)
リピーターの間では“Dハロ”などと呼ばれ、検索ワードとして上位に挙がることもあるディズニーのハロウィーン。
2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響でハロウィーンイベントなどが中止に。それに伴い、全身仮装での入園も禁止となっていた。2021年は有料となるが、全身仮装ができる機会は復活したことになる。
仮装対象作品は決まっていて、2021年用の一覧はすでに公式サイトで発表されている。2021年は人気のスマホゲーム「ディズニー ツイステッドワンダーランド」の仮装も可能となった。
一部の来園者の行為、例年問題に
ディズニーのパークでの仮装をめぐっては、一部の来園者が衣装に着替える為にトイレやコインロッカーを利用するケースが多く見られ、パーク側も対応に苦慮してきた。
そのため、2021年も公式サイト上では「ソーシャルディスタンス確保、ならびに感染症対策のため着替えスペースのご用意はございません。東京ディズニーリゾート内のレストルームなどでのお着替え・メイクはできません。ご自宅や宿泊先のホテルで着替えやメイクをしてからお越しください」と注意を促した。
また、写真・動画撮影時には常時マスクを着用するよう呼びかけている。