韓国の人気グループBTSが、アメリカ・ニューヨークの国連本部で開催されたイベント「SDGモーメント」に参加した際、公開された「Permission to Dance」の映像。国連本部を舞台にパフォーマンスする特別バージョンでした。
このビデオで、7人のメンバーたちが使ったとみられる7枚の扉に込められた「意味」が、話題を呼んでいます。
国連の公式サイトによると、7枚の扉は、国連総会ビルの北側の入り口にあります。
それぞれの扉の外側には、平和・正義・真実・友愛を象徴する4つの装飾が立体的に施されています。扉は、1953年にカナダから寄贈されました。
この日に公開された「Permission to Dance」のビデオでは、曲の途中で7人のメンバーが扉を一斉に開き、太陽の光に照らされた外へと駆け出すシーンがあります。
メンバーの人数とちょうど同じ数の扉が設置されていた、という偶然。「扉が七つなのは運命的」「素晴らしい演出」など、反響を呼んでいます。
BTSのメンバーたちは、国連のイベントに黒のスーツ姿で出席。朝日新聞デジタルによると、メンバーは、コンサートツアーが中止になり悔しい思いをするなど、コロナ禍で失われたことをスピーチで明かしました。一方で、「可能性と希望を信じれば、予想外の状況でも、道に迷うのではなく新しい道を発見するようになる」などと前向きなメッセージも語っていました。