大谷翔平選手、米TIME誌“影響力のある100人”に選出。「フランケンシュタイン」の例えを使った称賛が話題

2021年の“顔”に選ばれた大谷翔平選手。「フィールドの外でもジェントルマンだ」とプレー以外も称賛された。
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大谷翔平選手
Getty Images

アメリカの有力誌『TIME』が選ぶ「2021年の世界で最も影響力のある100人」にメジャーリーグ・エンゼルスの大谷翔平選手が選ばれた

6つのカテゴリーのうち「ICONS(象徴)」部門で選出された大谷選手。選出の理由で小説や映画に登場する「フランケンシュタイン」が例えに出されたことが話題となっている。

「フランケンシュタインのよう」

大谷選手を推薦したのは、かつてニューヨーク・ヤンキースなどで活躍したアレックス・ロドリゲス氏だ。

まずロドリゲス氏は、大谷選手について「彼は現代のバンビーノ(ベーブ・ルースの愛称)だ。それどころか、20超の盗塁、40本以上のホームラン、そして160キロの投球はルースでも成し遂げたことはなく、これは翔平にしかできないことだ」と評価。

続けて、「すべての特異な才能を、フランケンシュタインのように1人のプレイヤーに詰め込んだとしたら、きっと大谷翔平になるだろう。打力はブライス・ハーパー選手、ピッチングはマックス・シャーザー投手、そして走塁はトレー・ターナー選手並みだ」といずれも球界屈指の実力者の名前を出して絶賛した。

これについてTwitterでは「フランケンシュタインが例えに使われる大谷選手すごい」「SF並みの活躍ってことね」「独特だけど最大の褒め言葉」などと反応が寄せられた。

エンゼルスも公式twitterで大谷選手の選出を祝福した。

「フィールドの外でもジェントルマン」

評価されたのはプレーや成績だけではない。

ロドリゲス氏は「彼はフィールド上で信じられないほど活躍しているだけでなく、フィールドの外でもジェントルマンだ。チームメイトは彼について良いことしか言わないし、そしてメディアやファンとも良い関係を築いている」と大谷選手の人柄や振る舞いについても触れていた。 

実際、今シーズンの大谷選手はその人柄話題にあがることもあった。

大谷選手は日本時間9月16日の時点で、打者としてはホームラン44本、投手としては9勝を挙げていて、アメリカン・リーグ本塁打王のタイトル獲得とルース以来となる「2桁勝利・2桁本塁打」の達成が期待されている。

今シーズンは「MLBオールスターゲーム」で先発登板に加え「二刀流」として打者としても出場したほか、日本人で初めて「ホームランダービー」にも登場するなどし注目を集めた。

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大谷翔平選手
Getty Images

TIME誌の「2021年の世界で最も影響力のある100人」には大谷選手のほか、テニスの大坂なおみ選手と建築家の隈研吾さんの2人の日本人も選出された。