“謎”の飛行物体が、再び「東北」の空に現れた...。
青森県八戸市で9月3日早朝、上空に白い球体が浮かんでいるのを住民が発見した。その正体について6日、同域を管轄する仙台管区気象台に聞いた。
2020年にも「東北」の空に現れていた...
実はこの謎の飛行物体、目撃されたのは今回初めてではない。
2020年6月17日の早朝、宮城県仙台市や福島県の上空で「白い風船のような丸い物体が空に浮かんでいる」などと目撃情報が多数寄せられ、ネット上で話題となった。
当時、この飛行物体を見た人の間では「UFOなのではないか」などと様々な憶測が飛び交い、「仙台上空」「未確認飛行物体」がTwitterでトレンド入りした。
宮城県の仙台市天文台は同日、公式インスタグラムに空に浮かぶ物体の写真を公開していた。
仙台管区気象台の観測課はこの時、物体の飛行を「確認しており、事実」と認めた上で、ハフポスト日本版の取材に対し「一部の人から、観測気球じゃないかという憶測も飛んでいますが、少なくとも気象台が飛ばしたものではありません。正直、全くもって何なのか分からない状況です」とコメントしていた。
1年後の「再来」に気象台は...
約1年3ヶ月後に再び姿を見せた、謎の飛行物体。
新たな情報は掴めたのか。ハフポスト日本版は9月6日、仙台管区気象台に改めて話を聞いた。
観測課の担当者は、飛行物体が八戸市上空で目撃されたことを認めた上で、「やはり、改めて正体については不明です。ですが、気象庁の観測機器という可能性は極めて低い」と回答した。
飛行物体が2020年にも「東北」で発見されていたことを受け、限定された地域に出現する可能性があるのかと問うと、「まだ目撃例が2,3件でありますので、『東北に現れる飛行物体』と現時点で断定することは出来ないと思います」とコメントした。