東京パラリンピックの開会式が8月24日午後8時から始まった。
選手団の入場では、アフガニスタンは選手不在のまま、入場行進が行われた。
アフガニスタンからは本来、テコンドーのザキーア・コダダディ選手と陸上のホサイン・ラソリ選手が大会に参加予定で、8月17日に東京に到着する予定だったという。
その数日前、イスラム主義組織「タリバン」が首都カブールを占拠した影響で、出国が困難になった。
日本に来られなくなった選手に代わって、開会式では国連機関の関係者が旗手役を務め、アフガニスタンの国旗がスタジアム内に入った。
この2人を含む関係者が、オーストラリア政府などの助けを得て、無事にアフガニスタンから脱出したと報じられている。