東京オリンピックが8月8日に閉幕する。
開会式では、天皇陛下や菅義偉首相、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長をはじめ、各国の選手団らが出席・参加したが、大会を締め括る閉会式に参加するのは誰なのか。
各社の報道を元に紹介する。
日本の旗手を務めるのは、空手男子形で金メダルに輝いた喜友名諒選手。
日刊スポーツが、組織委の発表として伝えたところによると、24年パリオリンピック開催国のフランスの旗手は、空手男子組手67キロ級金メダルのステバン・ダコスタ選手。28年ロサンゼルスオリンピックを開催するアメリカは、陸上女子やり投げのカラ・ウィンガー選手が担当するという。
さらに、イタリアは、陸上男子100メートルで金メダリストに輝いたラモントマルチェル・ヤコブス選手。中国は、この種目の準決勝で9秒83のアジア記録をマークした蘇炳添選手がそれぞれ任命された。
通常のオリンピックでは、選手は競技後も数日間滞在し、閉会式への出席や他競技の観戦、選手同士の交流などがある。今回は感染予防対策として、競技終了後48時間以内に選手村を離れるというルールが設けられている。そのため、既に帰国した選手も多いという。
共同通信によると、閉会式に参加する日本選手団は原則、式典当日に選手村に滞在可能な選手に限られるという。「48時間ルール」に基づくと、競技日程が前半の選手は参加できず、参加者は陸上や空手といった後半の競技の選手が中心になるとみられる。一方で、主将や旗手は例外として参加できるという。
皇室からは、開会式は天皇陛下が1人で出席されたが、閉会式は秋篠宮殿下が天皇陛下の名代として単独で出席されるという。
IOCバッハ会長や、日本側から菅首相や小池百合子東京都知事が開会式に続いて出席する予定。次大会の開催都市であるパリのアンヌ・イダルゴ市長も参加し、オリンピック旗が引き継がれる。
他にも、リンダ・トーマスグリーンフィールドアメリカ国連大使が、大統領代表団を率いて閉会式に出席する。