イタリアのユヴェントス女子サッカーチームが公式のTwitterアカウントで、人種差別的な写真付きのツイートをしたことに、波紋が広がっている。公式アカウントは当該ツイートを削除した後、「論争を引き起こす意図も、人種的な意味合いもなかった」と説明し、謝罪した。
ユヴェントス女子は、イタリア・トリノに本拠地を置く。
チームが8月5日に公式Twitterでシェアした写真には、オレンジ色のサッカーコーンを頭にかぶり、目尻を指で引っ張って「つり目」のポーズをとる選手が写っていた。
このジェスチャーは、東アジア人・アジア人を侮辱する人種差別的な行為と受け止められている。
この写真をシェアしたツイートには、笑顔の絵文字と、目を左右に引く仕草を示す両手の絵文字が投稿されていた。
ツイートは、削除されるまで20分以上アカウントのページ上に表示された。
ユヴェントス女子はその後、謝罪のツイートを投稿した。
「論争を引き起こす意図も、人種的な意味合いもありませんでしたが、ツイートにより不快な思いをさせてしまったことに対し心よりお詫び申し上げます。ユヴェントスは、常に人種差別や差別に反対してきました」と説明した。
本来は人種差別的なジェスチャーであるにも関わらず、「論争を引き起こす意図も、人種的な意味合いもない」と主張した理由についての詳しい説明はなかった。ユヴェントスは、ハフポストUS版の取材に対し、これ以上のコメントはないとしている。
「何も変わっていない」
「人種的な意味合いを持たないと言うのなら、何を意図していたのか?謝罪ツイートの目的は何だったのか?」
「露骨な人種差別でしかない」
「2021年ですが、ユヴェントス関係者の多くはいまだにこのツイートが大丈夫だと思っていました」
SNS上では、ユヴェントス女子のツイートとその後の謝罪内容を批判する声が上がっている。
(この記事は、ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました)