数日前の「助けてください」から一転、今度は笑顔になった。
日本のコンビニおにぎりの上手な開け方が分からず苦戦していたカナダの五輪レポーター・アナスタシア・バクシスさんに“サプライズ”が待っていた。
サプライズの“仕掛け人”は、女子スピードスケートの選手で平昌五輪の金メダリスト・小平奈緒選手だった。いったい、どういうことなのか。
「大好物」の日本のコンビニおにぎりが開けられず...
カナダの放送局『CBC』で東京五輪のレポーターを務めているバクシスさん。
7月27日に自身のTwitterに投稿した動画では、「大好物」という日本のコンビニエンスストアで販売されているツナマヨネーズのおにぎりを紹介。
ところが、上手な開け方が分からず、「私は本当に(開けるのが)下手なので、どこが間違っているのか誰か教えて下さい」と助けを求めていた。
すると、Twitterではバクシスさんを助けようとアドバイスを送る人も現れるなど様々な反応が寄せられた。
バクシスさんは寄せられたアドバイスに対し、感謝を伝えていた。
困った顔から一転、笑顔に。何があった?
バクシスさんは8月1日にTwitterを更新。「おにぎり」の投稿の際の困った表情から一転、今度は笑顔で足元をアピールしていた。
写真をよく見てみると、おにぎりの柄が入った靴下を履いている。
バクシスさんは、小平奈緒選手に宛てて「おにぎり靴下ありがとうございます…カナダで履いて、あなたと日本のことを考えます」とメッセージを綴っていた。
そう。この靴下の送り主こそが、小平奈緒選手だったのだ。
小平奈緒選手とバクシスさんの繋がりは...
小平選手は1日、Twitterに「Onigiri always make you happy. (おにぎりはいつもあなたを幸せにする)今回は会うことができないけれど、日本の素敵な出来事をいつでも思い出して欲しくて、おにぎりサプライズをしてみました。喜んでくれて私も嬉しいです!」と投稿し、バクシスさんのツイートに反応していた。
実は今回リポーターを務めているバクシスさんはスピードスケートの元選手で、2010年のバンクーバー・2014年ソチと冬季五輪に過去2度の出場経験がある。
小平選手とは現役時代が重なっていた時期があり、親交があるようだ。
バクシスさんや小平選手のTwitterには、「靴下とてもキュートです」「サプライズ成功おめでとう」「2人の友情を感じます」「素敵な話にほっこりした」「良い思い出になったかな?また日本に来てくださいね」などと反響が寄せられていた。
今回サプライズに成功した小平選手、2022年に開かれる北京冬季五輪への出場を目指している。