明るく飾らないキャラクターで人気の男子飛び込みの英トム・デーリー選手が8月1日、東京五輪の会場で、趣味の編み物に没頭している姿が目撃された。
編み物好き知られるデーリー選手は、東京アクアティクスセンターで行われた女子板飛び込み決勝の競技の合間に、観客席で熱心に新作に取り組んでいた。
英国代表チームのTwitterがその様子を「見るべきものは特にない。トム・デーリーが編み物してるだけ」と冗談めかしてツイートすると、1万以上の「いいね」がついた。
ロンドンとリオデジャネイロの2大会連続で五輪の銅メダルを獲得したデーリー選手は、7月26日に行われた男子シンクロ高飛び込みで、悲願の金メダルを獲得。
金メダルを取った翌日には、編み物関連に特化した自身のインスタグラムで、30万人以上のフォロワーに向けて感謝を伝え、「金メダルが傷つかないよう」に作った日英の国旗をあしらった手編みのポーチを披露していた。
デーリー選手は、新型コロナで英国がロックダウンされた2020年春ごろから編み物を始めたといい、以来どっぷりはまって、編み物から心の平穏を得ていると明かしている。
東京五輪では、8月6日に個人種目の男子10m高飛び込み予選に出場する予定だ。