東京五輪のフェンシング・男子フルーレで、香港選手が7月26日、返還後の香港チームでは初となる金メダルを獲得した。この瞬間を見届けた香港のショッピングモールでは、表彰式で鳴り響く中国国歌にブーイングが起こった。
これに対し、現地の警察は観衆に対し捜査を開始した。香港メディアが伝えた。
■「すでに映像を入手」
7月26日、東京五輪のフェンシング・男子フルーレで、香港チームとして出場していた張家朗選手が初の金メダルに輝いた。
香港のショッピングモール「apm」では、多くの市民がスクリーンに映し出される試合を見守り快挙に湧いた。しかし、表彰式で中国国歌である「義勇軍行進曲」が流れると、観衆からはブーイングが上がり、続いて「We are HongKong(私たちは香港だ)」というコールが巻き起こった。
この様子を捉えた動画はSNSなどで拡散された。
香港では2020年6月、中国国歌への侮辱などを禁じた罰則付きの「香港国歌条例」が成立している。