大谷翔平が出場するホームランダービー、優勝賞金額が“メジャー級”だった。ルールも紹介【MLBオールスター】

MLBオールスターの名物企画「ホームランダービー」。その優勝賞金額は?意外と知られていないルールも合わせて紹介します。
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ホームランダービー
Alex Trautwig via Getty Images

大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手が、日本人で初めてMLBオールスターゲームのホームランダービーに出場する。

注目が集まるオールスターの「名物企画」は、優勝賞金額の規模も破格。意外と知られていないダービーのルールも合わせて紹介する。

賞金も“メジャー級”だった

ホームランダービーは、優勝賞金が莫大なことで知られている。

MLBによると、賞金総額は2019年から250万ドル(約2億7600万円)に増やされ、そのうち優勝賞金は100万ドル(約1億1000万円)と破格だ。

日本のプロ野球のオールスターゲームにもホームランダービーがあり、メジャーと同様に8人の選手で争われるが、優勝賞金は100万円。これでも十分高額なのだが、MLBのオールスターでは実にその100倍。

スケールの大きさが金額にも表れている。

注目のホームランダービー、ルールは?

日本人選手がこれまで出場することがなかった為、初めて見るという人も多いのではないだろうか。改めてルールを紹介する。

MLBによると、ホームランダービーは、出場する8人の選手が「トーナメント形式」で、制限時間内に放ったホームランの「合計数」を競う

制限時間は1回戦と準決勝はそれぞれ3分、決勝は2分。2019年までは制限時間がそれぞれ4分だったが、選手への負担が考慮され、2021年は短縮された。

また、各ラウンドに1度だけ45秒のタイムアウト(休憩)が取れる。

各ラウンド、制限時間に達すると、1分間の休憩を挟んで30秒の「ボーナスタイム」に突入。制限時間内に約475フィート(約144.8メートル)以上のホームランを打っていた場合は、ボーナスタイムが60秒となるため、ホームランの飛距離も重要だ。

ホームランの本数が並んだ場合は、60秒間の延長戦で決着。そこでも同数の場合、勝者が決まるまで交代で3スイングを繰り返す。 

ホームラン・ダービーで使用されるボールは、MLBの公式戦で使用されるものとは異なる。保湿装置に保管されたものではないため、500フィート(約152.4メートル)を越えるような特大アーチも期待できそうだという。

ホームランダービーは日本時間の7月13日午前に開催。日本ではテレビ地上波で生放送される。