Twitter、新型コロナワクチン「誤解招くツイート」への反応を制限。代わりに厚労省などの情報を案内

Twitterは「ポリシー」のなかで「損害をもたらす可能性のある、COVID-19についての誤った情報や誤解を招く情報を共有することは禁止されています」と明言している。

Twitterは新型コロナウイルスワクチンに関する「誤解を招くツイート」について、「いいね」などの反応を制限したうえで、厚生労働省やメディアなどのワクチン情報を代わりに案内する措置をとっている。

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実際のツイッターの表示(左)とロゴ
Getty Images

■「いいね」など出来ず

ハフポスト日本版編集部が確認したところ、7月7日に投稿された新型コロナウイルスワクチンが健康上の被害を引き起こすとするツイートに対して、「誤解を招くツイートです。保健当局がほとんどの人にとってCOVID-19ワクチンが安全であると考えている理由をご覧ください」というラベルが貼られていた。

このツイートは「いいね」や「リプライ(返信)」などの反応ができなくなっている。リツイートをしようとすると、再び誤解を招く内容である旨が表示され、「このツイートを共有する前に、詳細を確認することをおすすめします」と促される仕組みになっている。

「詳細」では厚生労働省や複数のメディアの情報が確認できる。

このうち、厚生労働省の情報では、ワクチンの効果について「日本で接種が行われている新型コロナワクチンは、いずれも、新型コロナウイルス感染症の発症を予防する高い効果があり、また、重症化を予防する効果が期待されています。効果の持続期間や、感染を予防する効果についても、時間の経過や接種者数の増加に伴い、研究が進んでいます」としている。

また安全性については、ファイザー社製、モデルナ社製いずれについても「これまでの報告によって、安全性において重大な懸念は認められないと評価されました」と明記している。

Twitterは「ポリシー」のなかで「損害をもたらす可能性のある、COVID-19についての誤った情報や誤解を招く情報を共有することは禁止されています」と明言している。誤解を招く行為やコンテンツの例として「パンデミックやCOVID-19ワクチン(悪意のある勢力や強い権力による意図的な陰謀を思い起こさせる情報)」も含まれている。