ブリトニー・スピアーズのマネージャーを1995年から務めてきたラリー・ルドルフが、現地時間7月5日に辞任を表明した。
ラリーは、声明の中でブリトニーは「正式に引退の意向を示している」とした。
「私の仕事はこれ以上必要ではありません」
ルドルフの辞表は、現地メディアのDeadlineで最初に発表され、その後CNNやNBCニュースなども報じた。この辞表は、後見人であるスピーアーズの父親とジョディ・モンゴメリーに宛てたものだ。
ルドルフは、スピアーズとは2年半連絡をとっていないといい、「私は今日、ブリトニーが正式に引退する意向を表明していることを知りました」とつづった。
「私はブリトニーのマネージメントやキャリアの手助けのために、ブリトニーの要望で正式に雇用された」とし、「ブリトニーのマネージャーとして、私が彼女のチームを離れることが最善であると信じています。私の仕事はこれ以上必要ではありません」と述べた。
後見人制度については「参加したこともなく、その多くの部分についても関与していません」と説明した上で、こう締め括った。
「25年間ともに成し遂げた信じられない数々のことを誇りに思っています。私はブリトニーの健康と幸せを祈っています。もし再び彼女に必要とされるならば、これまでと同じように、すぐに彼女のそばに駆けつけます」
ルドルフがスピアーズのマネージャーに就いたのは1995年。Deadlineによると、2007年〜2008年の期間を除き、一緒に仕事をしてきたという。
ルドルフは、スピアーズの他にもエアロスミスのスティーヴン・タイラーのマネージャーを務めたこともあり、アメリカのエンタメ界では著名な存在だ。
スピアーズの訴え。「#FreeBritney」の支援も
スピアーズは6月23日、およそ20分間にわたる証言で、後見人制度のために、自分の望むように生きられていない現状を語った。スピアーズによると、妊娠を望んだ時には、避妊具を外すために病院に連れていって欲しいと頼んだが、後見人に拒まれたという。「私は結婚して子どもが欲しい。それなのに結婚できないと言われました」と述べた。
後見人は、メンタルヘルスの問題を抱えているなどして財産を管理できない場合、本人に代わり財産などを管理する制度。スピアーズは2000年代中旬にメンタルヘルスの問題が悪化し、2008年に2度入院させられていた。
自身の資産や体調管理をすることが難しいと判断されたために、父親らが後見人になり、彼女の仕事や資産、子どもとの関係を管理することになった。スピアーズの強い抵抗にも関わらず、父親は現在も後見人を務めている。
スピアーズの訴えをうけ、サポートする声も広がっている。ファンや著名人らは「#FreeBritney(ブリトニーを自由に)」というハッシュタグで、「成功した女性が、自分が稼いだお金をコントロールされるべきではない」と訴えている。
※この記事はハフポストUS版を翻訳・編集しました。