たった1枚の写真だが、衝撃的だ。マーベルが生んだヒーローとローマ・カトリック教会の大司教の「ツーショット」が実現した。
“スパイダーマン”とフランシスコ教皇が面会を果たしたと、海外メディアが相次いで報じた。
この面会は、なぜ実現したのか。それにはある「理由」があった。
“スパイダーマン”の正体はいったい...
まるで、マーベル映画の世界から飛び出してきたようなこの“スパイダーマン”に扮していたのは、イタリア国籍のマテオ・ヴィラディータさん。
AP通信によると、マテオさんはこの日、バチカン市内の小児病院を訪れる予定で、入院している子どもたちを元気づけようとスパイダーマンの衣装を着ていたという。
ローマの猛暑の中で汗をかきながらスパイダーマンに扮していたマテオさんは教皇と面会し、「子供たちとその家族のために祈るように」と話したという。
マテオさんは教皇に対して「私は日々、病院で苦しむ子どもたちの姿を見ている」と伝え、予備のマスクを手渡した。
教皇がコロナ禍での公務でマスクを着用しないことについては、一部からは批判の声も出ていた。マテオさんが教皇にマスクを渡したのは、教皇の対応へのメッセージだとの指摘もある。
ロイター通信によると、マテオさんは2020年、イタリア大統領のセルジョ・マッタレラ氏から病気の子どもたちに対する献身的な働きに対し、賞を与えられていたという。