“スパイダーマン”がローマ教皇と面会し握手。衝撃のツーショットが実現したのには「理由」があった【写真】

この“スパイダーマン”の正体はいったい...
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ローマ教皇とスパイダーマンに扮した男性のツーショット
Franco Origlia via Getty Images

たった1枚の写真だが、衝撃的だ。マーベルが生んだヒーローとローマ・カトリック教会の大司教の「ツーショット」が実現した。

“スパイダーマン”とフランシスコ教皇が面会を果たしたと、海外メディアが相次いで報じた

この面会は、なぜ実現したのか。それにはある「理由」があった。

“スパイダーマン”の正体はいったい...

まるで、マーベル映画の世界から飛び出してきたようなこの“スパイダーマン”に扮していたのは、イタリア国籍のマテオ・ヴィラディータさん。

AP通信によると、マテオさんはこの日、バチカン市内の小児病院を訪れる予定で、入院している子どもたちを元気づけようとスパイダーマンの衣装を着ていたという。

ローマの猛暑の中で汗をかきながらスパイダーマンに扮していたマテオさんは教皇と面会し、「子供たちとその家族のために祈るように」と話したという。

マテオさんは教皇に対して「私は日々、病院で苦しむ子どもたちの姿を見ている」と伝え、予備のマスクを手渡した。

教皇がコロナ禍での公務でマスクを着用しないことについては、一部からは批判の声も出ていた。マテオさんが教皇にマスクを渡したのは、教皇の対応へのメッセージだとの指摘もある。

ロイター通信によると、マテオさんは2020年、イタリア大統領のセルジョ・マッタレラ氏から病気の子どもたちに対する献身的な働きに対し、賞を与えられていたという。