フリーランス協会は6月16日、各地域で希望者を募り、新型コロナウイルスのワクチンを受けられるようにする「職域接種」実施に向けた取り組みを始めると発表した。
大企業などで実施されている「職域接種」だが、フリーランス協会が取りまとめることで、1000人以上を集め、実施を目指す方針だという。対象はフリーランスで働く人やその家族だけでなく、飲食店など小規模事業者をとした。フリーランスで働く人は本人確認のため、会員登録(無料・一般いずれも対象)が必要。
接種会場として予定している場所は、東京都内、大阪市内、名古屋市内、福岡市内、仙台市内、札幌市内、広島市内、長野市内の8カ所で、事前の登録で1000人以上の希望者が集まった場所で、接種の申請を行う方針。ただし、現時点でワクチンの確保が約束されているわけではないという。
ジムで働くインストラクター、観光関連、アーティストなど、新型コロナの影響を受けるフリーランスの人々は多い。協会の調査には、フリーランスで働く人のうち55.0%が、2020年度の事業収益が前年比で減収と回答。そのうち、前年度と比べて4〜10割減収となった人も32.7%に上った。
第一次登録希望は6月21日午前10時締め切り、フリーランス協会ウェブサイトから。