大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手は日本時間の6月2日、敵地サンフランシスコで行われているジャイアンツ戦でベンチスタートとなった。
目を見張るような「投打二刀流」の活躍にファンの注目が増す中、スターティングメンバーに名を連ねていない状況を実況アナウンサーが独特の言葉で表現し、Twitterで話題となっている。
「大谷、トラウトがいないと...」
この日の試合の模様は、NHK BS1で午前10時35分から放送している。中継の冒頭、実況を務める道谷眞平アナがエンゼルスのスターティングオーダー(スタメン)を紹介。
大谷選手と怪我で離脱するまで4番を務めていたトラウト選手、主力2人がいない状況を将棋になぞらえて「飛車角落ち」と表現した。
解説の大島康徳さんも「大谷とトラウトがいないと寂しいね」と話していた。
この実況アナの言葉にTwitterでは「納得してしまう」「大谷トラウトがいないエンゼルス打線は飛車角落ちもいいところ」などと反応があった。
確かに、将棋で「飛車」と「角行」の駒がないと苦戦が強いられるのは必至だ。
敵地のファンが「ブーイング」。その理由は?
前日の日本時間1日に行われた試合で大谷選手は9回に代打で登場した。
敵地・サンフランシスコでの開催でありながらも、大谷が打席に立つと、スマートフォンを手にその姿をおさめようとする大勢のファンがいた。敵地でも大谷選手の存在感は際立っていた。
ファンは大谷選手の「一打」を期待したが、四球に終わった。この結果に、意外にも球場からはブーイングが起こっていた。
その様子を中継を担当するバリー・スポーツ・ウェストがTwitterに投稿。「昨日は、すべての視線とカメラが大谷へ向けられていた。皆が彼のヒットを見たかったのだ」と綴られていた。
敵地のファンも注目する大谷選手、日本時間2日の試合でも代打での出場が期待される。