絵本『はらぺこあおむし』などで知られる作家、エリック・カールさんが5月23日、亡くなったことがわかった。91歳だった。
カールさんの家族や、公式アカウントなどが日本時間5月27日、発表した。
『はらぺこあおむし』の生みの親
カールさんは、ドイツからの移民だった両親のもと、1929年にアメリカで生まれた。6歳でドイツに移住し、ヒトラー率いるナチス党政権下で少年時代を過ごす。
幼い頃から美術の才能を発揮していたカールさんはドイツ敗戦後の1952年、再びアメリカへ渡り、宣伝広告界でグラフィックデザイナー、アートディレクターとして活動。38歳で絵本の仕事に取り組むようになり、世界的な作家として活躍した。
代表作の『はらぺこあおむし』は、1969年に出版され、現在でも世界中で親しまれている。