同省にある黄河石林の山岳地帯を走る、全行程100キロメートルほどの大会で、クロスカントリーには172人が参加していた。新華社によると、残りの151人は無事が判明しており、8人が入院した。
CNNによると、22日朝にレースが始まった頃は晴天だったが、その後、午後1時までに天候が悪化。冷たい雨や、ひょう、強風が参加者を襲ったという。多くの参加者が、Tシャツや短パンといった服装で参加しており、低体温症や体調不良を訴えるランナーが出た。一部の参加者と連絡がとれなくなり、大会は中止となった。
生存者の1人は、新華社に対し「午後1時頃に風が強くなった。前に進むのが困難で、風が最も強かった時には、吹き飛ばされないよう両手で地面をつかまなければならなかった」と話した。
救助活動には1200人以上が参加し、夜通し探索を続けた。新華社は、救助本部の話として、「この地域の地形のために、夜間は気温が下がり、捜索や救助がますます困難になった」と報じている。
白銀市の市長は23日朝に会見を開き、調査チームを立ち上げ、詳しい原因を調査することを発表した。