リゾート地でロープウェーが落下、子ども含む14人が死亡。イタリア北部

山頂からおよそ300メートルの地点でケーブルが切れ、高さ約20mから落下したという
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落下したゴンドラ
Handout via Getty Images

イタリア北部のピエモンテ州ストレーザで5月23日、観光用ロープウェーのゴンドラが落下。少なくとも子どもを含む14人が死亡した。BBCなどが伝えた。

ストレーザはリゾート地として知られる。落下したロープウェーはマッジョーレ湖畔とモッタローネ山をおよそ20分で結んでいる。

BBCやCNNによると、ゴンドラは現地時間の午後0時半ごろ、山頂からおよそ300メートルの地点でケーブルが切れ、約20mの高さから落下した。その後斜面を転がり落ち、木にぶつかって止まったという。

事故当時ゴンドラには15人の乗客が乗っていたと思われ、多くは現場で死亡が確認された。5歳と9歳の2人がヘリコプターで病院に搬送されたものの、9歳の子どもはその後死亡が確認され、犠牲者は14人となった。5歳の子どもも重体という。

消防はTwitterで落下現場の動画を公開。急な斜面に転がる変形したゴンドラや、なぎ倒された木などが写っている。

BBCによると、このロープウェーは1970年に開業。メンテナンスのために2014年から2016年にかけては閉鎖されていた。1台のケーブルカーには通常40人ほどの乗客が乗れるという。

朝日新聞デジタルによると、新型コロナウイルス感染拡大の影響で一時閉鎖されていたが、4月下旬に運行を再開した。