明日5月6日(木)は「みずがめ座η(エータ)流星群」が活動の極大を迎えます。
日本では、今夜日付が変わった後の未明から明け方が観測のチャンスです。
西日本で観測のチャンスあり
明日の未明は、前線の影響で東日本や北日本では曇りや雨の所が多い予想です。天体観測には厳しい気象条件です。
西日本では天気が回復し、星空が見られそうです。九州から順に天気が回復し、明け方には近畿周辺でも雲がとれてくる見通しです。
条件が良い所では1時間に5個ほど観測可能
みずがめ座η流星群の放射点は午前1時頃に空に昇ってきますので、流星群の流れ星が出現し始めるのは日付が変わった後になります。
今年のこの時間は、放射点の近くで半月に近い明るい月が輝くため、なるべく月を視界に入れないようにして、広く空を眺めるのがおすすめです。
周囲が暗く条件の良いところでは、1時間に5個程度の流星を見ることができると予測されています。
みずがめ座η流星群の特徴
みずがめ座η流星群は、毎年5月のゴールデンウィーク終盤に活動の極大を迎えます。母天体はオリオン座流星群と同じくハレー彗星(1P/Halley)です。
この流星群は放射点の位置の関係上、北半球の中・高緯度での観測は難しくなっています。日本でも放射点が昇るのは未明~明け方で、流星を見られるの短い時間だけです。南半球では観測しやすく、三大流星群のペルセウス座流星群に匹敵するほどの流星が見られることがあります。
極大の前後の数日間は同じくらいの流星が観測できます。極大日に観測が難しい方は、別の日にお楽しみください。
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