今日8日(木)は西日本や東日本では、晴れているものの空の高いところに薄い雲が広がっています。そのため、関東から西日本にかけての広範囲で太陽の周りにハロなどの虹色現象の目撃が相次いでいる状況です。
そんな中、大阪府や京都府などでは、太陽の中心を通る白く光る丸い帯が見られました。
これは「幻日環」と呼ばれる光学現象で、上空高い所に広がる雲を構成する氷の粒が太陽の光を屈折することで現れます。天頂を中心とした円を描きますが、太陽光と氷の粒の関係で、円全体が見られたり、その一部だけが見られたりします。
関東の一部では”外接ハロ”も
そして、関東の一部ではハロに接するように、もう一つ大きな楕円形のハロが見られています。これは「外接ハロ」と呼ばれているものです。
季節を問わず見ることができますが、雲を作る氷の結晶の向きが揃って浮かんでいる時、さらに太陽高度が高い時にしか見ることができないちょっぴりレアなハロなのです。
空に薄雲が見えたときは虹色現象のチャンス!
今日は、ハロや幻日環、外接ハロのほかに、関東で下部ラテラルアークも見られました。
ハロや幻日環などの光学現象は、上空の高いところに薄い雲がかかった時によく見られます。これは低気圧が接近する前や通過した後などに現れることが多く、日本付近を低気圧が通過しやすくなる春は、虹色現象が見られるチャンスが増えることになります。
薄雲越しに日差しが届いているときは、空を見上げてみると太陽の周りに虹色現象が見られるかもしれないので、探してみてください。
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