日テレ藤井貴彦アナ、男女格差へのコメントに反響。「男性の生きやすさが女性の生きにくさのもとに成り立ってきた」(全文)

賞賛のコメントが相次いだ、その言葉とは...。
Open Image Modal
日本テレビ「news every.」公式サイト。左側がメーンキャスターを務める藤井貴彦日本テレビアナウンサー、右側は同じく番組キャスターの陣内貴美子さん
日本テレビ公式サイトより

日本テレビの藤井貴彦アナウンサーが3月31日、キャスターを務める「news every.」で男女の格差について発したコメントがTwitterで反響を集めている。

発言はどのようなものだったのか、振り返る。

Open Image Modal
「ナゼナニっ?」のコーナーのページ
日本テレビ公式サイトより

発言があったのは同番組の「ナゼナニっ?」のコーナー。3月31日に発表された「ジェンダーギャップ指数2021」で日本が世界156カ国中120位だったことを取り上げた上で、データを用いて男女の格差が広がる理由や新型コロナウイルスの影響で格差が広がったことなどを報道。

また、世界全体で男女の完全平等を達成するには135年かかるという予測についても触れていた。

藤井アナによる発言があったのは、午後4時5分ごろ。コーナーを締める最後に自身としての考えをこのように語った。

男性の生きやすさが、女性の生きにくさのもとに成り立ってきたと思うんです。そのことに、男性が気付かないといけない。それであの、(男女格差が解消されるまでの予測として)135年かかるんでしたっけ?だから、今から何かを変えてもすぐには定着しないと思うんですよ。私、家では「手を開いている人が家事をやりなさい。男の子女の子関係ない」と言われて(育って)来ました。ご家庭の中から「男性女性関係なくやれる人がやれば良いんだよ」という教育を始めることも大切かもしれないですね。

この藤井アナのコメントに対し、Twitterでは「よくぞ言ってくれた」「本当にそう。素晴らしい」と賞賛する声が相次いだ。「男性側からこう発信されるのも大事」との書き込みもあった。「女性がこの話をすると叩かれるんだよね」など現状を憂うコメントもあり、反響が寄せられている。

「ジェンダーギャップ指数2021」で日本は主要7カ国(G7)の中で2020年に引き続き最下位となっている。特に衆院議員の女性割合が低いことなど、政治参画における男女差が順位に影響していた。