【動くグラフ】 女性議員の割合が低い都道府県議会、ワースト5は?

「ジェンダーギャップと政治」の現在地点を、グラフで見てみると?
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このグラフは、各都道府県議会の女性比率を示したものです。色が濃いほど女性比率が50%に近く、白いほど女性議員の比率が少なくなっています。 

人口の半分が女性であることを考えれば、日本列島がもっと濃いピンクに染まるはずなのに、実際には白に近い状況の都道府県も少なくありません。

最も女性比率が高いのは東京都の29%。京都、神奈川も2割前後となっています。

最も女性が少ないのは山梨県で2.7%。熊本、大分、広島、香川、愛知も4%台です。

地域によって大きな差がある一方、組織の意思決定に影響力を持つようになるとされる「クリティカル・マス(決定的多数)」の3割を超える地域は一つもないのが現状です。

【編集・中村かさね、國崎万智 グラフ・田島将太】

2020年に幕を閉じた安倍政権の看板の一つは「女性活躍」だった。しかし現在の菅義偉新内閣20人のうち女性はわずか2人。これは国会の男女比そのままだ。2021年には、菅政権下で初めての衆院選挙が行われる見通しだ。候補者の人数を男女均等にする努力を政党に義務付ける「候補者男女均等法」制定から初めての総選挙。政治の現場のジェンダーギャップは、どうすれば埋めることができるのだろうか。