フランス・パリのルーブル美術館は3月26日、所蔵する全作品の画像やデータなどを無料で公開するウェブサイトを設けたと発表した。
公式サイト内に所蔵品の画像や情報を登録するデータベースを作成し、公開する。発表によると、すでにチュイルリー・カルーセル庭園の彫刻など、全作品の4分の3にあたる48万2千点以上が公開されていて、今後全作品が網羅される予定だ。
毎日新聞によると、同美術館では新たなウェブサイトができるまでの間、レオナルド・ダビンチ作の「モナ・リザ」など館内に展示されている作品を約3万点を集約したデータベースを公開していたという。
長引くコロナ禍で美術館に行けなくなったことなどが影響し、海外の著名な美術館では、オンラインで作品を楽しめるようにする取り組みが広がっている。