Twitter、絵文字リアクションや「よくないね」を検討中か。一部ユーザーに調査を実施

かつては「いいね」も「ふぁぼ」の時代がありました。
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Facebook が「いいね」以外のリアクションを導入してはや5年、Twitter も「いいね / Like」だけでなく顔文字つきの喜怒哀楽や、ネガティブなリアクションの導入を検討しているようです。

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Twitter (Shared by @jdm0079)
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画像はインディーゲーム作家の john d moore 氏がシェアしたTwitter サーベイのスクリーンショット。Likeの他に Funny や Sad、Angry、Support (支持?) などが並んでいます。

この部分はそれぞれのラベルに対してどの絵文字を対応させるかについての質問。怒りや悲しみはそのものの顔文字がありますが、Awesome (すごい)は驚きの顔文字なのか、炎の絵文字なのか。サポートは「掲げた両手」なのか「ハグ」なのかで受け取られ方・リアクションの使われ方も変わりそうです。

このほかの質問は、ツイートに対して下げ / 良くないね / 嫌いのようなネガティブなリアクションがあった場合、どのように受け取るか・行動するかを複数回答で選ばせるものなど。

 思えばツイッターのリアクション「いいね / Like / ハートアイコン」も、かつては星アイコンの「Favorite / お気に入り」、いわゆる「ふぁぼ」でした。ツイッターはこの変更時に、解釈の幅がある星よりも、ハートのほうが支持・同意といった共感の感情を直感的に伝えられるためと説明しています。

ツイッターは今回のサーベイについて実際に実施したことを認めつつ、あくまで調査の段階であること、検討中の絵文字リアクションは従来のいいねを置き換えるものではないことを説明しています。

かつてFavoriteが星だったとき、あるいはハートになった今でも、「いいね」をつけるのはあくまで後で見返すための保存やメモ目的であって、意味内容の積極的な支持賛同を意味するものではないと注意書きをして使うユーザーもいました。逆に明らかに賛同の意でいいねしておいて、ヘイトスピーチや名誉毀損で係争になると、いやあれは価値中立だった、賛同はしていないと言い出すパターンもあります。

そういった意味では、リアクションの意図をより明確に伝える意義、Support は支持賛同でしかありえない程度の意味はありそうです。

なおツイッターは常にあらゆる新機能や仕様をテストしており、実際に導入されないものも多数あります。今回はまだサーベイの段階で、すぐに絵文字リアクションや「ひどいね」等が実装される根拠にはなりません。

 (2020年3月24日 Engadget日本版「Twitter、絵文字リアクションや「よくないね」を検討中。ユーザーサーベイを実施」より転載しました)

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