渡辺直美、”容姿侮辱演出”を真っ向批判「絶対に断るし、意図がわからない」
お笑いタレントの渡辺直美(33)が19日、自身の公式YouTubeチャンネル『NAOMI CLUB』で生配信を行い、東京オリンピック・パラリンピックの開閉会式の演出案の報道について言及した。
一連の報道について自ら切り出した渡辺は「私が一番、この報道について最初に思ったのが、この記事を見たり、連日のテレビの報道で『傷つく人がいるだろうな』って思ったし、そこが心配だった。同じように自分のコンプレックスで悩んでる人や、それを乗り越えてる人が、それを思い出してしまう」と気遣った。そして「すごくネガティブな内容だったし、かなり落ち込んだり、それを言い合ったり、戦ったりしてる文章を見たりしても、もっと辛い気持ちになった人がいるだろうなって。私はそこがもっともっと、私の実力があったらこういう事件が起こらなかったのかな」と神妙な面持ちで話した。
18日には、所属する吉本興業の公式サイトを通じて「実際、私自身はこの体型で幸せです。なので今まで通り、太っている事だけにこだわらず『渡辺直美』として表現していきたい所存でございます」とコメントしていた。この日の配信でも「これで生きてるんだもん、この体型で。長所でもなく短所でもなく」と一貫したスタンスを示し、ファンに向けて「私のことを見てほしい」と切実な表情で訴えた。
一部で「芸人だったらやるでしょ」という声も受けたといい、渡辺「もしもその演出プランが採用されて、私のところに来たら私は絶対に断るし、その演出を私は批判すると思う。目の前でちゃんと言うと思う」と断言し「だって普通に考えて面白くないし、意図がわからない」と説明していた。
『文春オンライン』が17日、開閉会式の演出を統括するクリエーティブディレクター佐々木宏氏が、渡辺が豚に変身する演出案を送っていたと報道。関係者へのLINEで、豚にかけて「オリンピッグ」などと書き、豚の絵文字まで使っていたことがチーム内の批判を浴び、撤回に追い込まれた。佐々木氏は18日、大会組織委員会を通じて謝罪文を発表し、演出責任者からの辞意を表明した。
渡辺は18日、所属する吉本興業の公式サイトを通じて、コメントを発表。昨年に内々に開会式への出演を依頼され「コロナの影響でオリンピックも延期となり、依頼も一度白紙になったと聞いておりました」と明かし、「それ以降は何も知らされておらず、最初に聞いていた演出とは違うこの様な報道を受けて、私自身正直驚いております」と心境を告白していた。
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